コネで面接がなかった 事務所で電話番

 

超ヒマで楽だったバイト

僕が専門学校の学生時代で、ちょっと変わったアルバイトの話です。
あのまま続けていっていたら、自堕落な人生を送っていたことと思います(><)

 

昔、とある探偵事務所で電話番のアルバイトをしていたのです。そこの所長さん(探偵)と私の父が旧知の中で、話が回ってきたみたい。前任者が急のバックレたみたいで、面接もいらないから明日からすぐ来てくれ、ということでした。コネってことですね。

 

所長は外出するときが多く、日中はほとんど私一人でしたが、訪ねてくる人もほとんどおらず・・・。たとえ来客があったとしても、所長と事前にアポイントメントをとってからの来訪であるためにいきなり依頼者が来られるということはまずありませんでした。

 

地味で薄暗い事務所でしたが、仕事内容は電話番だけだったので他にすることもなく、またその電話もほとんどかかってこないため、所長の許可を得て、時間が余っていたら学生の本分である勉強をしていていいよというお墨付きをもらっていました。

 

楽なバイトではあったけど…

意地悪なお局さんがいるわけでもなく、監視役の上司もいません。鍵のかかっていない事務所に一人だけで留守番というのははじめ少し怖かったですが、慣れてくるとこれほど快適な環境はありませんでした。しかも一定の時間さえいれば必ずお給料はもらえます。

 

朝から夕方までほぼ一人だったので、学校の勉強の方もすごくはかどりました。このアルバイトを通じて何かを学べたかと言われると、何も学べなかったけれど、自分の勉強をお給料をもらいながらできたというとてもおいしい思いをさせてもらえました。

 

世の中にはこんな楽な職業もあるのだなーと、ちょっとナメた考えが芽生えつつあったかも。
幸い長期休暇(夏休み)の間だけの仕事でしたが、間もなく普通の生活に戻ることができました。

 

それでも、今までした中で、一番おいしいアルバイトでしたね。